生まれる前の経験が好きな食べ物に影響する?

お腹の中の赤ちゃんは羊水から「味」を体験する

食べ物の味を感じる器官は、妊娠3ヵ月目にはつくられています。そして、味覚は妊娠4ヵ月頃から発達すると考えられています。羊水にはお母さんが食べたものの風味がうつり、胎児はその羊水をたくさん飲みます。だから、お腹の中の赤ちゃんは、お母さんが食べたものを、羊水を通して一緒に味わっている可能性があるといわれています。離乳食などで実際に食べ物を口にするよりもずいぶん前に、赤ちゃんはさまざまな食べ物の風味を体験しているんですね。今あなたが好きな食べ物は、もしかしたら生まれる前から好きだったのかもしれません。