教員紹介 | 神戸学院大学心理学部/心理学研究科

教授

石﨑淳一 Junichi Ishizaki

医療心理学　臨床心理学　神経心理学

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小久保香江 Kae Kokubo

医療心理学　神経心理学

関連：教員情報

小山正 Tadashi Koyama

障害児発達学　言語発達心理学

関連：教員情報

清水寛之 Hiroyuki Shimizu

認知心理学　認知発達心理学

関連：教員情報

土井晶子 Akiko Doi

カウンセリング心理学、産業メンタルヘルス

関連：教員情報

道城裕貴 Yuki Dojo

発達心理学　特別支援教育　応用行動分析

関連：教員情報

長谷川千洋 Chihiro Hasegawa

神経心理学　認知神経科学

関連：教員情報

博野信次 Nobutsugu Hirono

神経内科学　神経心理学

関連：教員情報

三和千德 Chitoku Miwa

精神医学　臨床心理学

関連：教員情報

村井佳比子 Keiko Murai

臨床心理学　行動分析学

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山本恭子 Kyoko Yamamoto

社会心理学　感情心理学

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准教授

河瀬諭 Satoshi Kawase

感性情報心理学

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竹田剛 Tsuyoshi Takeda

臨床心理学　認知行動療法　病院・学校臨床　多職種連携

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中川裕美 Hiromi Nakagawa

産業・組織心理学　産業心理臨床

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難波愛 Ai Nanba

臨床心理学

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毛新華 Xinhua Mao

社会心理学　文化心理学

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松島由美子 Yumiko Matsushima

健康心理学

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講師

岡村心平 Shimpei Okamura

臨床心理学　心理療法論

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定政由里子 Yuriko Sadamasa

臨床心理学　リハビリテーション心理学　深層心理学

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広沢俊宗 Hirosawa Toshimune

社会心理学　社会調査　キャリア心理学

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道重さおり Saori Michishige

司法犯罪心理学　臨床心理学

関連：教員情報

実習助手

岡野太郎 Taro Okano: 臨床心理学　応用行動分析学

黒川優美子 Yumiko Kurokawa: 社会心理学　生理心理学　犯罪心理学

谷山万寿美 Masumi Taniyama: スポーツ心理学　臨床スポーツ心理学

西口菜美 Nami Nishiguchi: 認知心理学　感性情報心理学

石﨑淳一Junichi Ishizaki

職名	心理学研究科長・教授
専門領域	医療心理学　臨床心理学　神経心理学
研究分野	医療心理学、臨床心理学、神経心理学（心理的障害、心理学的援助、ライフサイクル、家族）
研究テーマ	・心理的問題に対する臨床心理学，神経心理学，精神医学を基礎とする心理的援助に関する臨床研究・心理的援助に関する知見を背景とするライフサイクルと家族機能の意味と家族援助に関する臨床研究

メッセージ

一般家庭にパソコンが普及したのは90年代後半である。同じ頃インターネットが広く使われるようになった。わずか20数年前のことである！今や小学生がスマホをもち、SNSでコミュニケーションをおこなう。この情報通信環境の劇的な変化は、心理的には大きな恩恵とストレスの増大という両面をもつ。心の健康はますます重大な課題となっている。多くの若い人が心理学を駆使してこの国と世界の未来のために活躍してくれることを願います。

小久保香江Kae Kokubo

職名	教授
専門領域	医療心理学　神経心理学
研究分野	高次脳機能障害
研究テーマ	・脳損傷による認知機能障害・脳損傷による行動障害

メッセージ

神経心理学とは、脳に損傷がある患者さんから「こころ」と脳の関係について考える学問です。脳が傷つくと、記憶、言語など認知機能の障がいが起こります。私はリハビリテーション病院で神経心理検査を用いて評価を行い、脳損傷部位と症状の関係、リハビリについて考えています。

脳の病気は身近です。超高齢化にともない、脳卒中や認知症の患者数は増えていくと予想されています。神経心理学の知識をもった公認心理師の活躍が期待されます。さあ一緒に神経心理学を学びましょう！

小山正Tadashi Koyama

職名	教授
専門領域	障害児発達学　言語発達心理学
研究分野	言語発達心理学　障害児発達学（キーワード：象徴機能、象徴遊び、初期言語発達）
研究テーマ	・前言語期における認知発達・象徴機能の発達とその障害・言語獲得期にみられる個人差・発達スタイルの問題

メッセージ

人間の発達について知り、考えることは、臨床発達支援において基本となります。ことばやコミュニケーションの発達やその障害を考えることを通して、発達と臨床について、より深く学んでいくことができればと思います。

清水寛之Hiroyuki Shimizu

職名	教授
専門領域	認知心理学　認知発達心理学
研究分野	認知心理学、認知発達心理学（記憶、認知、認知発達）
研究テーマ	・人間の記憶におけるコントロールとモニタリングに関する実験的研究（記憶、リハーサル、メタ記憶）・未来展望に関する心理学的研究（３つの願い、自己概念、希望）・視覚シンボルを用いたコミュニケーションシステムに関する研究（コミュニケーション、視覚シンボル、障害）

メッセージ

主要な研究テーマは、人間の記憶に関する認知心理学的研究です。個人が物事を覚えたり、忘れたり、思い出したりするときの心の働きや仕組みに一番の関心があります。また、一生涯にわたる認知機能の発達や加齢変化、個人と社会・文化との関係、コミュニケーションの多様性に関する問題など、人間の心理や行動にかかわるさまざまな事柄に広い関心をもっています。学生には神戸学院大学で心理学を勉強してよかったと思ってもらえるように努力していきたいです。

土井晶子Akiko Doi

職名	心理臨床カウンセリングセンター長・教授
専門領域	カウンセリング心理学、産業メンタルヘルス
研究分野	臨床心理学・カウンセリング心理学（フォーカシング、産業メンタルヘルス、ポジティブ心理学、グループ・アプローチ）
研究テーマ	・産業臨床、職場のメンタルヘルス、ポジティブメンタルヘルス・フォーカシングの理論と実践、フォーカシング指向心理療法・キャリアカウンセリング、キャリアデザイン・ポジティブ心理学に基づく自分の「強み」を活かしたセルフケア、リーダーシップ開発、対人援助職支援

メッセージ

心理学を学んでも人のこころを読めるようにはならないし、カウンセリングがすべての問題を魔法のように解決できるわけでもありません。でも自分のことや周りの人のことを多角的に見る視点、相手の話をきちんと聞けるスキル、自分の気持ちを丁寧に扱ったりケアしたりする姿勢を身につけることはできますし、それはたとえ専門家として心理職にならなくても、自分の人生の財産となることでしょう。

長谷川千洋Chihiro Hasegawa

職名	心理学部長・教授
専門領域	神経心理学　認知神経科学
研究分野	神経心理学、認知神経科学
研究テーマ	・記憶と記憶障害のメカニズム・神経心理学的検査の妥当性や標準化等の問題・高齢者の認知機能障害と認知症・情動の認知・神経科学的研究

メッセージ

私の専門は脳と心の関係について調べる神経心理学です。感情が高まる、ものを見る、言葉を話す、考えて記憶するなど、日々私達が行う全ての行動は脳が働くことにより成り立ちます。心理学は文系の学部のイメージが強いですが、実際は生物学的、心理的、そして社会的な3つの側面から構成されています。心理学の様々な領域をバランスよく学び、科学的な視点を身につけ、一緒に研究を楽しみましょう。

博野信次Nobutsugu Hirono

職名	教授
専門領域	神経内科学　神経心理学
研究分野	行動神経学（キーワード：高次脳機能障害）
研究テーマ	・認知症の診断と治療・高次脳機能障害のリハビリテーション

メッセージ

大学はよき社会人になるための力を養うところです。「よき社会人になるための力」には、専門知識、コミュニケーション能力、社会規範意識などがあります。心理学の専門知識を得るだけではなく、ゼミで積極的に発表を行う・きっちりとしたレポートを書くことなどによりコミュニケーション能力を、遅刻をしない・授業中に私語などの妨害行為をしない・提出物の期日を守ることなどにより社会規範意識を、それぞれ身につけましょう。

三和千德Chitoku Miwa

職名	教授
専門領域	精神医学　臨床心理学
研究分野	精神医学、臨床心理学
研究テーマ	・精神医学・臨床心理学

メッセージ

精神医学、特に精神科臨床で行われている精神療法（心理療法）や精神薬理学に関心があり、研究を行っています。精神医学というと暗いイメージがあると思いますし、実際に暗い学問なのですが、光の部分だけを見ても人間を理解したことになりません。影の部分を合わせ見ることによって、人間という存在が立体的に浮き彫りになります。精神医学は人間の中枢神経機能だけでなく、心理社会的、文化的なものも含む素晴らしい人間理解の学問です。皆さんと一緒に精神医学を勉強できることを楽しみにしています。

道城裕貴Yuki Dojo

職名	教授
専門領域	発達心理学　特別支援教育　応用行動分析
研究分野	発達心理学、特別支援教育、応用行動分析（発達障害、行動コンサルテーション、学級支援（学級介入）、ユニバーサルデザイン、特別支援教育支援員、学級崩壊
研究テーマ	・学校現場における行動コンサルテーション・学級崩壊を回復させる行動コンサルテーション・発達障害や特別な教育的ニーズがある子どもたちへの療育・発達障害や特別な教育的ニーズがある子どもたちへの就学前トレーニング・特別支援教育支援員の行動的アセスメント・通常学級に対する学級支援(学級介入)及びユニバーサルデザイン

メッセージ

大学1年生の終わり、「大学の勉強って楽しくないなぁ」と思っていたある日、図書館で心理学の本に出会いました。一瞬で心理学の沼にハマり、転部試験を受けて3年生から正式に心理学を学ぶようになりました。あの時からもう20年以上たちますが、いまだに飽きることのない魅力的な学問の沼にハマり続けています。みなさんも一緒に、心理学の沼にハマりましょう！

毛新華Xinhua Mao

職名	准教授
専門領域	社会心理学　文化心理学
研究分野	社会心理学、文化心理学（キーワード：社会的スキル、文化、日中比較）
研究テーマ	・社会的スキル・トレーニングのプログラム開発に関する研究・社会的スキルの文化的特性を活かす異文化適応に関する研究・日本人と中国人の対人コミュニケーションの比較研究

メッセージ

心理学は、人間の行動を理解し、予測し、場合によって、制御あるいは新たに形成することを究極的な目標としています。そのために、みなさんが想像しているよりも幅広い専門領域を持っています。心理学部で学んだ皆さんは、4年の間に、是非ともこの幅広い専門領域から、自分の最も興味と関心のあるものを見つけて、それを極めてください。大学卒業後、この専門性はきっと大学院での勉強や就職先でのお仕事に役に立ちます。

松島由美子Yumiko Matsushima

職名	准教授
専門領域	健康心理学
研究分野	健康心理学（ストレス、キャリア、人事）
研究テーマ	・ストレスマネジメント・キャリアデザイン、キャリアカウンセリング

メッセージ

「やってみないと分からないものだと気づいた」これは発達心理学の実習授業での感想です。子どもと接することに苦手意識を持っていたのに、いつのまにか子どもとの関わりが楽しみになっていた自分に気づく。心理学を学ぶと、自分についても他者についても新たな発見があります。食べず嫌いは返上して、成功であれ失敗であれ様々な経験を積みましょう。自分が動くことで、人生・キャリアの可能性は拡がります。

村井佳比子Keiko Murai

職名	教授
専門領域	臨床心理学　行動分析学
研究分野	臨床心理学・行動分析学（認知行動療法・動機づけ面接）
研究テーマ	・子どもおよび成人を対象とした心理的支援・動機づけ面接の実践と指導・行動変動性に関する基礎研究と臨床場面での応用

メッセージ

専門は臨床心理学で、行動分析学をバックグラウンドとした臨床や研究を行っています。人の行動がその人の望む方向に変わるにはどうしたらいいのか、動機づけ面接などの実践の中に基礎研究から得られた知見を生かすことを目指しています。

心理学はとても魅力的なフィールドです。この世界に飛び込んできた方々とともに、好奇心を持って学び続けたいと願っています。

山本恭子Kyoko Yamamoto

職名	教授
専門領域	社会心理学　感情心理学
研究分野	社会心理学、感情心理学（表情、対人コミュニケーション）
研究テーマ	・対人場面における表情表出過程・感情の開示や抑制を規定する要因・葛藤場面における非言語コミュニケーション

メッセージ

私の専門は社会心理学・感情心理学で、表情を中心とする非言語行動を研究しています。人は他者に感情を伝える際、ことばで伝えるだけでなく、表情、視線などの非言語行動を用いることが知られています。世間には「うそをつく時には視線が泳ぐ」といった非言語行動に関する誤った知識が溢れています。心理学部で実験や調査に基づいた科学的な心理学に触れ、確かな知識を身につけていただけると嬉しいです。

岡村心平Shimpei Okamura

職名	講師
専門領域	臨床心理学　心理療法論
研究分野	臨床心理学、心理療法論（フォーカシング、身体性、創造性、メタファー、ユーモア）
研究テーマ	・フォーカシングの理論と実践：心理療法的応答と身体性・ユーモア、言葉遊びとこころの健康・不登校、引きこもりなどの問題をめぐる家族への心理支援・「建築する身体」の心理学的考察：荒川＋ギンズ研究

メッセージ

心理学という学問に対して、「他人の心なんて本当にわかるの？」という素朴な疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。では、他人の心ではなく“自分自身の心”であれば、私たちは簡単に理解することができるのでしょうか。心は、それ自体もっとも身近にありながら、よくわからないもの、未だ多くの謎を含んでいるものです。神戸学院大学心理学部で、私たち自身の「心」という謎について、さまざまな角度から探求していきましょう。

定政由里子Yuriko Sadamasa

職名	講師
専門領域	臨床心理学　リハビリテーション心理学　深層心理学
研究分野	臨床心理学、リハビリテーション心理学（障害者性、障害受容、老年心理、患者家族の心理ケア）
研究テーマ	・臨床心理学における障害者性の問題・身体障害（主に脳卒中・脊髄損傷等後）のある方の心のケア・患者家族の心のケア

メッセージ

心理学を勉強しても、魔法のように人の心を読むことができるようにはなりませんが、人や自分の心を理解しようとする姿勢は身につきます。臨床心理学では、自分が何を感じているのか、どのように考えるのかという主観を大切にします。自分自身をよく知ることが重要です。そしてまた、主観を持った者同士として、他者の気持ちも大切にします。4年間の大学生活で、心理学の専門知識だけではなく、今後の人生を生き抜く上で大切な対人スキルをぜひ学んでください。

竹田剛Tsuyoshi Takeda

職名	准教授
専門領域	臨床心理学　認知行動療法　病院・学校臨床　多職種連携
研究分野	臨床心理学、心身医学、パーソナリティ心理学（摂食障害、自尊感情、多職種連携）
研究テーマ	・神経性過食症患者に対する自尊感情向上プログラムの開発と評価・心療内科における多層的統合的治療プログラムの開発と評価・学校教職員のメンタルヘルス向上にむけた援助体制の構築

メッセージ

皆さんは「自分は何者なんだろう」と考えたことはありませんか？

自分自身をよく理解して受け容れることと、こころの健康は深く結びついています。でも自分について考えることは、実は簡単ではありません。私は様々なカウンセリングのアイデアを組み合わせて、これを上手にできる方法について研究しています。

このように身近な疑問から、大きなテーマに広げてゆけるのも心理学の魅力です。皆さんも、自分らしいテーマをもって、本学での学びを深めてください。

中川裕美Hiromi Nakagawa

職名	准教授
専門領域	産業・組織心理学　産業心理臨床
研究分野	産業・組織心理学、産業心理臨床（職場復帰支援、マインドフルネス認知療法、ワーク・ライフ・バランス、両立支援）
研究テーマ	・メンタルへルス不調者の職場復帰支援について・休復職者のワーク・ライフ・バランス支援について

メッセージ

大学での4年間を楽しみながらも、有意義な時間にしてほしいと思います。心理学は“主体的に”学ぶことができれば、その後の人生に必ず役立つ学問です。大学での学びを通じて、ぜひ自己理解や他者理解、社会との関わり方について考える機会にして下さい。このことはきっと、将来ご自身の力になるでしょう。そして、そんな学生生活をサポートしたいと思っています！

中村珍晴Takaharu Nakamura

職名	講師
専門領域	スポーツ心理学　スポーツメンタルトレーニング　障害者スポーツ
研究分野	スポーツ心理学（心的外傷後成長、PTG、怪我、障害、スポーツメンタルトレーニング）
研究テーマ	・スポーツ傷害における心的外傷後成長・受傷アスリートの心理サポート・中途身体障害者におけるスポーツの役割

メッセージ

私の専門分野はスポーツ心理学です。その中でも特にアスリートの怪我をきっかけとした人間的な成長について研究をしています。スポーツをしている以上、予期せぬ怪我は誰にとっても起こる可能性はあります。一方でそのような辛い出来事が心の成長に繋がる可能性があることも分かってきました。

大学生活を送る中でときには困難に直面することがあるかもしれません。そのようなときに皆さんが一歩を踏み出せるようなお手伝いができればと思います。

難波愛Ai Nanba

職名	准教授
専門領域	臨床心理学
研究分野	臨床心理学（スクールカウンセリング、遊戯療法、不登校、宿泊プログラム、ミソドラマ）
研究テーマ	・学校現場における心理的援助に関する研究（キーワード：スクールカウンセリング、コミュニティ支援、個人支援）・遊戯療法に関する研究（キーワード：遊戯療法、遊ぶこと、関係性、表現）・ミソドラマに関する研究（キーワード：ミソドラマ、神話、物語）・不登校の子どもと家族への支援に関する研究（キーワード：不登校、家族、宿泊プログラム）

メッセージ

私たちは、自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちです。でも、やるべき課題を後回しにしてしまったり、言いたくないことを相手に言ってしまったりするのはどうしてなのでしょう。こころは「私」のものでありながら、「自分」の思うようにはいかない側面があるようです。同時にそれは「私」がまだ見ぬ「自分」の可能性を示しているとも言えるでしょう。心理学の広大な世界に漕ぎ出し、「あなた」の可能性を探究してみませんか。

長谷和久Kazuhisa Nagaya

職名	講師
専門領域	社会心理学
研究分野	社会心理学（判断決定、動機づけ、行動制御）
研究テーマ	・行動制御方略が「課題をいつやめるのか」に関するStop-ruleに与える影響の検討・人の制御焦点と粘り強い課題取り組み姿勢との関係・動機づけの質的な違いが人の判断や行動、各種課題パフォーマンスに与える影響の検討

メッセージ

ちょっとした環境の変化が、私たちの考え方や行動に大きな影響をもたらします。たとえば、テストを受ける際に「最低で何点は獲得したいですか」と尋ねられる状況と、「最大で何点までなら、失ってもよいですか」と尋ねられる状況とを考えてみてください。両者は同じこと（目標の最低ライン）を尋ねているにも関わらず、獲得に焦点化するのか、損失に焦点化するのかといった些細な文脈の違いによって目標の立て方は大きく変わってきます。このように私たちを取り巻く環境の変化が、心の持ちよう、さらには行動に対してどのような影響をもたらすのか、そうしたことを明らかにする領域が社会心理学になります。皆さんとともにオリジナリティあふれる実験を計画・実施することをとおして、人の考え方や行動の特徴を明らかにしていきたいと考えております。

河瀬諭Satoshi Kawase

職名	准教授
専門領域	感性情報心理学
研究分野	感性情報心理学（音楽心理学、コミュニケーション、認知心理学、消費者心理学）
研究テーマ	・音楽のコミュニケーション・音楽が引き起こすグルーヴと身体性・子どもの発達と音楽

メッセージ

専門は感性の心理学です。とくに音楽について研究をすることが多く、実験や調査を通じて、人が音楽を聴いて踊りたくなる心理や、映画音楽の効果、合奏のコツなどを研究しています。

大学では、自由にさまざまなことについて学ぶことができます。一見、研究とは関係なさそうなことも、実はしっかり研究することもできます。アンテナをのばし、いろいろな知識やスキルを身につけることは、社会に出てからも役立つことでしょう。

岡野太郎Taro Okano

職名	実習助手
専門領域	臨床心理学　応用行動分析学
研究分野	臨床心理学　応用行動分析学（キーワード：発達障害、家族支援）
研究テーマ	・発達障害児・者のきょうだい・家族が体験する心理過程の検討

メッセージ

心理学は、誕生してまだ140年ほどの歴史しかない比較的新しい学問であると言えます。様々なアプローチからヒトの心の働きや行動を捉えることによって、激しく変化する現代社会の中で生き抜くための様々な知見が凝縮されています。

皆さんも心理学を学ぶことを通じて、日々新しい発見があるかと思います。その体験は、将来皆さんにとって有用なものとなるでしょう。私も発達障害児・者のご家族の方や、普段支援をされている方に有効な知見を提供できることを目指し、臨床・研究活動を行っています。

神戸学院大学心理学部で、皆さんと共に学びを深めることを楽しみにしていると共に、皆さんの様々な学びにおけるお手伝いができれば幸いです。

黒川優美子Yumiko Kurokawa

職名	実習助手
専門領域	社会心理学　生理心理学　犯罪心理学
研究分野	社会心理学　生理心理学（欺瞞、嘘、ポリグラフ検査）
研究テーマ	・嘘をつく際の生理反応の検討・意図の曖昧な嘘と明確な嘘による行動的・生理的反応の検討

メッセージ

心理学との出会いは、祖母の影響でよく見ていた刑事ドラマから「なぜ人は犯罪を行うのだろう」という疑問から始まりました。そして、犯罪心理学、より広い意味で社会心理学を学び始めてすでに10年以上が経過しました。現在は「人が嘘をつくときには、どんな反応が起こるのだろうか」に変わり、研究を続けています。

みなさんには、心理学の勉強を通してご自身の「なぜ」「どうして」を追求して欲しいと思います。そんな中で私たち実習助手は、なかなか先生に相談するには勇気がいるような場合に、みなさんの身近な存在として勉学の手助けをできればと思います。

西口菜美Nami Nishiguchi

職名	実習助手
専門領域	認知心理学　感性情報心理学
研究分野	認知心理学　感性情報心理学（多感覚相互作用、共感覚）
研究テーマ	・形容詞を用いた印象評価の研究・形容詞の共感覚的特性について

メッセージ

最初はデザインや色彩に興味を持っていたのですが、大学で心理学を勉強していく中で印象評価にも関心を持つようになりました。印象評価では、形容詞が使用されることがよくあります。私が特に面白いと思ったのは、複数の感覚モダリティに共通して使える形容詞があるということでした。例えば「明るい」は、色（視覚）、音楽（聴覚）などに対して使うことができます。これは、現在も主な研究テーマの一つとなっています。

大学生の皆さんには、まず自分が関心を持ったことに積極的にチャレンジしてほしいと思います。行動を繰り返す中で、自分が得意なことや、好きなことがわかってきます。また、同じことに関心を持つ仲間に出会うことで、興味がより深まることもあります。大学での4年間を、自分をより深く知り、自分をより高める時間として、有意義に過ごしてもらえればと思います。

道重さおりSaori Michishige

職名	講師
専門領域	司法犯罪心理学　臨床心理学
研究分野	司法犯罪心理学　臨床心理学
研究テーマ	・アルコールの問題を抱える受刑者に対する改善指導の効果検証・薬物依存症者の支援に関する多職種連携・特殊詐欺事犯を対象とした改善指導の効果検証・障害を有する受刑者を対象としたクラウニング講座の効果検証

メッセージ

少年鑑別所や刑務所の心理職として働いた経験から、受刑者が再び犯罪に及ばないように働きかける、改善指導の効果検証を行っています。非行少年や受刑者の中には、依存症という問題を有している人が少なくありません。「薬（酒やギャンブル）はだめだよ」と言っても「わかっちゃいるけどやめられない」のが依存症です。では、刑務所でどのように指導することが効果的なのか？色々な角度から検討しています。最近は、特殊詐欺の受け子や出し子の研究も行っています。受刑者の多くは、いずれ社会に戻る人たちです。再犯防止に何が必要なのかという壮大なテーマに様々な職種や専門の方達と取り組んでいます。

広沢俊宗Hirosawa Toshimune

職名	講師
専門領域	社会心理学　心理調査　キャリア心理学
研究分野	態度と行動　孤独感　ファン心理
研究テーマ	大学の魅力の構造、態度と行動、対人魅力、大学生の孤独感と対処行動、ファン心理と行動

メッセージ

大学生活では次の3つが大切に思われます。まず、「生涯の友を得る」－友人は自分に精神的安定をもたらし、つきあい方を教えてくれ、自分の手本になります。次に、「勉強から学びへの移行」－大学では今までの受動的な学習から主体的、能動的な学びに移行していきます。最後に、「卒業後の進路決定」－様々な経験を積み、他者と関わりながら自己分析し、自らの方向性を見いだして下さい。健闘を祈ります。

谷山万寿美Masumi Taniyama

職名	実習助手
専門領域	スポーツ心理学　臨床スポーツ心理学
研究分野	メンタルトレーニング　スポーツカウンセリング
研究テーマ	・心理的競技能力向上におけるメンタルトレーニング技法の探求・メンタルトレーニングサポートプログラム

メッセージ

私がスポーツ心理学に出会ったのは、競技スポーツを引退した後でした。そのきっかけは、自分自身への「気付き」です。何に対して学びたい、知りたい、深めたいと心が動くのか。自分や他人への気づきが多ければ多いほど、「学び」が増えるのです。遅いも早いも関係なく、心が動いたその瞬間が学びの始まりです。自分の感情に貪欲になり、それらを行動として表現してください。一歩を踏み出す皆さんの後押しができればと思います。