2025年度心理臨床カウンセリングセンター主催フォーラム『重要な過去経験を言語化する-ナラティヴ・アプローチとしての「ライフストーリー・レビュー」-』を8月2日(土)にオンライン(Zoom)にて開催いたしました。
■シンポジスト
高松 里(一般社団法人ライフストーリー・バンク共同代表 臨床心理士・公認心理師)
司会:土井 晶子(神戸学院大学心理学部教授/心理臨床カウンセリングセンター長)
挨拶:石﨑 淳一(神戸学院大学心理学部教授/神戸学院大学大学院心理学研究科長)
高松里先生は、九州大学留学生センターで教員・カウンセラーとして留学生の方々のカウンセリングに携わってこられました。
現在は、一般社団法人ライフストーリー・バンクの共同代表として、一人一人のライフストーリーを小冊子としてまとめることを通して、それまで世に出ることがなかった人々の大切なストーリーが語られ、さらに別の人のストーリーが刺激される、というコミュニティの形成につながる活動などをされています。
高松先生には、『重要な過去経験を言語化する―ナラティヴ・アプローチとしての「ライフストーリー・レビュー」-』
というテーマで、経験の言語化を促進する聴き方としてのライフストーリー・レビューについてお話いただきました。
高松先生自身のご経験やライフストーリー・レビューのデモンストレーションも盛り込まれた内容で、参加された方々からもたくさんの質問、意見が出ました。
語り手のストーリーを聴くことで聴き手のストーリーが刺激を受け、参加された方々のストーリーが広がっていくような時間となりました。