東日本大震災が発災した2011年より、当センターでは心理学を生かした地域ボランティア養成講座として災害支援者のこころのケアをテーマにフォーラムを継続して開催してきた。2014年度は、「災害ボランティアの展開-学生の緊急支援・仮設住宅支援の経験を明日へつなぐ-」を、12月6日、有瀬キャンパス9号館942教室で開催した。今回のフォーラムは、本学地域研究センターと心理臨床カウンセリングセンターが共催した。
◎講演「東日本大震災から4年、『兵庫県の被災地支援状況』」
ひょうごボランタリープラザ 災害支援アドバイザー 高橋 守雄
◎活動報告「神戸学院大学の実績報告と問題提起」
東北仮設住宅の生活支援・神戸からの支援
丹波市・広島市土砂災害の緊急支援
南海トラフに備える和歌山県での体験学習
◎ディスカッション「神戸学院大学災害支援の方向性をみいだす」
神戸学院大学現代社会学部教授 安富 信
神戸学院大学人文学部教授 日髙 正宏
神戸学院大学心理臨床カウンセリングセンター(臨床心理士) 守田 敦子
神戸学院大学学生支援グループ 垣谷 宜男
本学では、2011年より東日本大震災の被災地支援を継続している。今年度は東北仮設住宅の生活支援に加え、丹波市・広島市土砂災害に対する緊急支援で泥かきを行った。また新しい取り組みとして、南海トラフに備える和歌山県で体験学習を行い、防災・減災について考えた。このフォーラムでは、こういった本学の取り組みを報告し、今後の災害支援の方向性を見出すためのディスカッションを行った。また、長く東日本大震災支援に関わってこられた講師により、兵庫県の支援状況についてご講演いただいた。