神戸学院大学心理学部広報誌 CoCo-Navi 創刊号
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「神戸を基盤とする専門職連携教育(IPE)を実施」職連携教育(IPE)専門職の連携強化でこれからの保健医療福祉分野現代の医療現場は、さまざまな医療スタッフが連携し、ケアやサービスにあたるチーム医療が主流となっています。このチーム医療の必要性を理解してもらうために「専門職連携教育(Inter professional Education=IPE)」が行われています。本学では、薬学部・栄養学部・総合リハビリテーション学部・心理学部の医療福祉系4学部の学生が参加するIPEを実施しています。Q.IPEに参加したのはなぜですか?国家資格である公認心理師資格を取得したい。そんな想いで進学先を探したところ、医療、福祉、産業、教育、司法など幅広い分野を学べる学部であることに魅力を感じて本学に入学しました。進学後に祖母が病気を患った際、訪問看護や介護など、さまざまな医療サービスを受けたことから高齢者医療に興味を持ち、心理学が関われる領域を知りたいと考えIPEに参加しました。Q.IPEで印象に残っていることは何ですか?一期一会で集まった学生たちで、IPEをよりよいものにしたい。そんな、熱気溢れる授業になったことが印象的です。1日目のアイスブレイクで打ち解けてからは、参加者同士で積極的に意見交換。他大学や他学部の学生が一堂に会する貴重な機会と捉え、他の専門職を知りたいという探究心が充分に感じられる授業となりました。チームでの作業も疑似体験でき、勉強になりました。Q.授業を終えての感想をお聞かせください心理学部では、5つの心理学領域を幅広く学びますが、今回IPEに参加したことで医療や福祉、介護に関する知識をより深く知ることができました。公認心理師の資格取得をめざす上で、とてもよい経験になったと思います。次のステップとなるIPEの講義にも参加し、できれば今回のメンバーと一緒にお互いを高め合いたい。そう思えるほど、充実した時間となりました。Q.授業での経験を今後どう活かしたいですか?今回は1回目ということもあり、他の専門職の大まかな知識を知り、自分の意見を述べ合うにとどまり、知識を深められたとは言えず今後の課題として残りました。次回の授業に参加するまでに、学部での学びを中心に、専門職連携についての知識も含めて学修したいと考えています。すべては患者さん第一。その気持ちを忘れず、これからも努力していきたいと思います。心理学部心理学科 村上 晴香ofessional Education=IPE同じメンバーと次回の授業でも一緒に。そう思えるほど充実した2日間でした。神戸学院大学のIPEの取り組み〜学生が語るIPE〜

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