【CoCo-Navi.コラム】20歳になって変わったこと

CoCo-Navi
2021.07.09

 コロナ禍が始まって早一年と半年未満。私は4月に誕生日を迎え、20歳という節目を迎えました。そこで、まだ成人して間もない私ですが、20歳になって変わったことについて考えてみました。
 
 まず一つ目にあげられるのは、国民年金の納付です。昨年は未成年であったため、国民年金の納付はありませんでした。しかし成人となり、その納付について考えねばならなくなりました。とはいえ、学生ながら国民年金を納付するのは中々苦しいものがあるため、学生の間は納付が猶予される学生納付制度を活用する、という選択肢も存在します。どうすればいいのだろうか、と迷いに迷った末、私は両親と相談し、ひとまず大学在学中は両親に負担してもらうことにしました。二人には本当に頭が上がりません。
 
 二つ目にあげられるのは、酒類やたばこ類の購入についてです。未成年の頃は、酒類に該当するみりんや、和食の下ごしらえに欠かせない日本酒を購入することができなかったため、一人暮らしをしている私としては、これが一番恩恵であると感じました。たばこ類については……よくわかりません。一応吸ってはみたものの、一本も吸わないうちに飽きてしまったもので。
 
 さて、最後にあげられるのは、自分の名前で契約ができるようになるなど、自分のやれることの選択肢が広がり、自由度がより増すということです。実を言えば、私の中では「20歳=成人」という図式が当たり前のように成り立っていました。しかし、2022年4月1日から改正民法[1]が施行され、20歳から18歳へ成人年齢が引き下げられます。それによって自分の名前での契約の締結など早くから自由度が増す一方で、逆に前と変わらず20歳からでなければできない酒類やたばこ類の購入制限など、混乱する部分があることも否めません。
 
成人することで得られる大きな自由度と引き換えに責任が生じるため、自分がどんなことをしているのかという認識や、どんな風になりたいのかという目標を考えていくことが今後大切であると感じています。
 
[1] 民法の一部を改正する法律
 
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執筆担当:心理学部学生広報チーム
菅野真愛(まにゃ) 心理学部心理学科2年
岐阜県多治見市出身 「猫と温泉旅館に行きたいです」