【CoCo-Navi.コラム】心身の健康について見つめなおしてみませんか

CoCo-Navi
2021.07.23

 新型コロナウイルスが世界中に感染拡大し始めてから、1年以上が経ちました。テレビやインターネットでは、コロナ禍以前よりネガティブな情報を多く目にするようになったのではないでしょうか。以前、このような新聞記事を読みました。「自殺者11年ぶりに増加」という見出しから始まった新聞記事です。記事には女性や、若者の自殺者数が、リーマンショック後の2009年から11年ぶりに増加したと書かれていました。自殺の動機は、健康問題が最も多いとのことでした。私はこの記事を読み、心と体は密接に関係しており、最も気にかけないといけない部分であるにも関わらず、あまり大切にできていないのではないのかと感じました。皆さんは、心と体の健康に目を向けていますか。
 
 私自身もコロナ禍になってから、生活のリズムが狂い、スマホを一日中触り、精神的にしんどいと感じることが増えました。外出する機会も減り、家の中で過ごす日々が増えていきました。その中で私自身が発見した、心身を健康に保つために実際に試して変化が実感できたことを紹介します。家にこもっていて精神的にしんどいと感じている人にぜひ試してほしいと思います。
 
 ① 一日一回は外に出て日光を浴びる
 ② 何も考えなくていいので自然を眺めたり、自然に触れたりする
 ③ 軽いランニング、散歩、ストレッチなど自分ができそうな運動を取り入れてみる
 
 これらの効果として、①は日光を浴びることでビタミンDが生成され、カルシウムの吸収を促し、筋肉の合成、免疫力の向上に繋がります。次に②は、自然を眺めることで、ストレスホルモンのコルチゾールが減少し、それによって体のリラックス効果があります。そして③は、運動を定期的に行うことで、生活習慣病の予防、メンタルヘルスや生活の質の改善にも効果があります。
 
 私自身この3つを始めて、自然に触れたり、運動をしたりするだけですごく気分が良くなりました。少しでもいいので自分自身をいたわる時間を作って、この機会に心身の健康について考えるきっかけになればいいなと思います。
 
<参考>
日本経済新聞(2021) 自殺者11年ぶりに増加 コロナ影響か、女性や若者が増加(2021年3月16日)
NHN健康CH(2021) 免疫機能を維持するために必要なビタミンDを摂取する方法
フローレンス・ウィリアムズ(2016). 自然に癒される-ナショジオ日本版5月号
厚生労働省 “身体活動・運動” https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html (2021年
  7月2日)
 
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執筆担当:心理学部学生広報チーム
山本唯加 心理学部心理学科3年
兵庫県小野市出身 「HIPHOPとレゲエの音楽が好きです」