【CoCo-Navi.コラム】先延ばしの心理と打開策<特集:○○と心理>

CoCo-Navi
2022.08.01

 今日,新型コロナウイルスが流行し始めた頃の自粛生活とは異なり,withコロナの生活へと変わってきています。大学でも対面授業が増え,少しずつではありますが元の生活に戻ってきているように思えます1。しかし,以前のようにマスクを外して外出することは難しく,旅行には心理的に行きづらく感じ,未だにおうち時間が長い方もいるかもしれません。

 皆さんはおうち時間,上手に過ごせていますか?おうち時間を上手に過ごすためには「やらなければならないこと」を先延ばしにせず,計画的に進めていくことが重要であると感じています。そこで,本コラムでは「やらなければならないこと」を計画的に実行する方法を紹介します。

 さて,人はどうして先延ばしにしてしまうのでしょうか。それは,「やらなければならないこと」は人にとって面倒だと感じるものが多いからです。そう感じるのは,「やらなければならないこと」の多くが他者から課せられるものであるからだと私は思います。例えば,大学生の場合,自分はやりたいと思っていないレポートなどの課題があげられます。人にとって,やりたいと思っていないことを実行しないといけない状況ほど,嫌なことはありません。

 では,そんな「やらなければならないこと」をどのように工夫したら,先延ばしにせずに実行できるのでしょうか。その方法を2つ紹介します。まず,1つ目が計画的に実行した場合に自分に何かご褒美を与えることです。この方法を用いることで,やりたくないという気持ちを減らし,モチベーションを保つことができます。2つ目は,提出期限ギリギリにやらないということです。提出期限が近づくほど,やらされている感が増し,面倒だという気持ちが増大します。そのため,期限に余裕があるうちに自分でやる気スイッチをONにし,とりあえずやってみることをお勧めします。

 以上の方法を活かして,皆さんも「やらなければならないこと」を先延ばしにせず,このコラムを読んだ「今」から実行し,有意義なおうち時間を過ごしてください。

1 この記事は2022年6月に書かれたものです。

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執筆担当:心理学部学生広報チーム
岡田謙吾 心理学部心理学科2年次生
「最近,ハイキューの漫画を読むことにはまっています」