人間心理学科4年生のみなさま(学科主任からのメッセージ)

心理学部
2020.04.15

人間心理学科4年生のみなさま

新年度の始まりが遅れるとともに、種々の学内イベントも中止や延期となってしまいました。寂しい新しい学年の始まりとなったことは残念です。4年生の皆さんも就職活動や卒業論文への取り組みなど今後の各種活動がどうなるのか、気がかりであると思います。先生方はみな、4年生のことを、気にかけています。先生方の想いを、いくつかお伝えします。

最初にお伝えしたいのは、新型コロナウイルスの感染拡大は、永遠に続くものではない、ということです。
必ず終わりがあります。新型コロナウイルスによる混乱が早期に収まることを願い、今、みなさんが取り組めることに力を尽くしましょう。今、取り組めることを4つあげます。

第1に、みなさんが取り組むことは、自分が感染しないこと、そして、周りに感染させないことです。

第2に、就職活動など、進路に関してです(松島先生からのお知らせ)。
就活はオンラインでの面接が中心になり、これまでの就活とは違った取り組み方が必要です。
たとえば、オンライン面接への取り組みとして、次のサイトが役に立ちます。

■ オンライン面接のチェックリスト ~これだけは確認しよう~
https://jinjirec.com/on-line?fbclid=IwAR23UbULOaGgwKgFauBtQ6eZYZpw6MnoEcYEa\_kxImKQ9d6Vlc1HUMzn\_-M

■ NHKニュース・防災アプリの「大学生とつくる 就活応援ニュースゼミ」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/

第3に、卒論に関してです。
既に、卒業論文の題目届などの提出時期や方法の変更に関するお知らせが届いていると思います。
驚いた人もいるかもしれませんが、慌てずに、ゼミの先生に連絡を取りましょう。

卒論を進めるための材料や準備をしたいが大学に入れずに困っている人は多いでしょう。
今、家で取り組めることは何でしょうか?
インターネット上には、いろいろな論文・資料があります。こうした資料を探し、読んでみることも必要でしょう。実験や調査の実施を考えていた人は、その計画を見直す必要があるかもしれません。
いずれにせよ、ゼミの先生と連絡をとってみましょう。 Zoomで先生と面談してみるのも新鮮です。

第4に、現状の不透明でストレスフルな状況への心理学から考える対処です。
日本赤十字社が作成した次の資料がとても役に立ちます。
■ 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう! ~負のスパイラルを断ち切るために~
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html

新型コロナウイルスの感染拡大が終息するまで、変則的な生活、就活、大学での学びが続きます。先生方も含め、ストレスや不安をみんな感じています。どう対処したら良いか、そのヒントを、日本赤十字社の資料から得て欲しいと思います。補足として、日本心理学会が公表する資料も末尾に示しています。
何か相談したいことがあれば、ゼミの教員へ連絡してみましょう。

大学で、みなさんと会える日を楽しみにしています。

人間心理学科主任 秋山 学

補足:日本心理学会公表資料
■ もしも『距離を保つ』ことを求められたなら:あなた自身の安全のために
https://psych.or.jp/about/Keeping_Your_Distance_to_Stay_Safe_jp/

アメリカ心理学会(APA)公式Webサイトに掲載された記事 “Keeping Your Distance to Stay Safe” を、アメリカ心理学会の許諾を得て、日本心理学会広報委員会が日本語に翻訳しました。

新型コロナウイルス感染者が日々増加する現在、あなた自身が「他者と距離を取る」必要が出てくる場合があります。その時に、必要な社会的支援を受けつつ、より良い形で「距離を取る」ために役立つ考え方を、心理学から提案します。