心理学部在校生のみなさま(学部長からのメッセージ)
- 心理学部
- 2020.04.15
心理学部在校生のみなさま
新年度の始まりが遅れるとともに、種々の学内イベントも中止や延期となってしまい、寂しい新しい学年の始まりとなってしまいました。皆さんも今後の大学の授業や各種活動がどうなるのか、気になっている人も多いと思います。
残念なことに、新型コロナウイルスの感染拡大が終息する気配はありません。しかし、永遠に続くものでもありません。
現状の不透明でストレスフルな状況への心理学から考える対処として、日本赤十字社が作成した次の資料がとても役に立ちます。
「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう! ~負のスパイラルを断ち切るために~」
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
2年生のみなさんは、これから学ぶ専門の授業の導入として、3年生のみなさんは、これまで履修した授業の応用として、この資料を読んでみることをお勧めします。日本心理学会からの資料もあります。これは末尾に記載します。
新型コロナウイルスの感染拡大が終息するまで、変則的な授業実施や、いつもとは異なる活動に取り組むことになるでしょう。こうした「新しい」環境や状況への順応そのものが、心理学の関心の対象でもありますし、心理学部における「学び」ともいえます。
心理学を社会で生かすためのヒントを、今回の困難な状況の中で見つけてくれると嬉しいです。
もし、今後の学修のことや進路のことなどで不安に感じたり、気になることがあれば、前年度後期のゼミの先生、あるいは、3年生であれば、新しいゼミの先生に連絡を取ってみることをお勧めします。
最後に、みなさん自身が感染しないこと、そして、周りに感染させないよう、お互いに注意しましょう。今は無症状でも、感染している可能性があります。
大学で、元気にみなさんと会える日を楽しみにしています。
心理学部長 秋山 学
補足:日本心理学会公表資料
「もしも『距離を保つ』ことを求められたなら:あなた自身の安全のために」
https://psych.or.jp/about/Keeping_Your_Distance_to_Stay_Safe_jp/
アメリカ心理学会(APA)公式Webサイトに掲載された記事 “Keeping Your Distance to Stay Safe”を、アメリカ心理学会の許諾を得て、日本心理学会広報委員会が日本語に翻訳したものです。
新型コロナウイルス感染拡大が続いている現在、みなさん自身が「他者と距離を取る」ことが必要になります。みなさん自身が必要な社会的支援を受けつつ、より良い形で「距離を取る」ためのヒントをこの資料から得てみましょう。