【CoCo-Navi.コラム】自分のお気に入りの本

CoCo-Navi
2021.07.23

 Stay Home期間の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。コロナウイルスの感染者数は爆発的に増えていた時期に比べると減少傾向ですが、未だ予断を許さない状況です。コロナ禍以前と比較すると家にいる時間が長くなっていると思います。また気分転換の外出の際にはマスクを必ず付ける、屋内でも必ず消毒をするなどの決まりごとが増えてきています。この様にコロナ禍以前ではする必要の無いことを必ずしないといけなくなり、ストレスが蓄積されていませんか。そこで家にいながら一人で気分転換ができる趣味を紹介します。

 それは「読書」です。私はこれまで様々な種類の本を読みました。その中で私が一番好きな本を紹介します。それはセス・グレアム=スミス著の「ホラー映画で殺されない方法」です。この本は、ホラー映画に出てくる幽霊・殺人鬼・怪物・怪奇現象にどのように立ち向かったら殺されずに済むかという内容です。そして興味深い点はホラー映画に携わっている人が執筆に関わっているという点です。著者は「IT/イット“それ”が見えたら、終わり(2017)」のプロデュースや「ダークシャドウ」(2012)の脚本・原案などに携わっています。著者は映画製作の視点を生かしながら「観ているお客さんが怖がるのはこの演出だ」といった読者が共感しながら読める項目をアメリカの人の特有の言い回しで書き記しています。なおこの本にはグロテスクな絵は掲載されていません。その為実際グロテスクな絵が苦手な自分でも安心してすらすら読むことができました。

 この本を読むことで非日常体験を味わうことができて、尚且つ映画の脚本構成や演出方法などの映画の裏側を知ることができます。映画が好きな人や最近面白いことがないと感じている人や読書が好きで小説以外のジャンルを読みたいと考えている人は是非読んでみてください。

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執筆担当:心理学部学生広報チーム
木田晋介(しんすけ) 心理学部心理学科3年
兵庫県神戸市出身 「古着屋巡りをよくしています」