人間文化学研究科において黒川優美子さんの博士学位申請論文公聴会が開催されました
- 心理学研究科
- 2022.01.31
1月31日(月)、人間文化学研究科において博士学位申請論文の試験となる公聴会が開催されました。対象となったのは、心理学部実習助手を務めている黒川優美子さんが提出した論文「欺瞞における意図の曖昧性に関する心理学的研究」(紹介教授・秋山学教授)で、心理学大実験実習室1(有瀬キャンパス・14号館6階)において公開で実施されました。
最初に、黒川さんが概要を発表し、その後、審査委員5名およびフロアの参加者との間で質疑応答が行われました。意図的に事実と違う情報を他者に伝える行動を「欺瞞」として再定義し、その行動がどのような条件で生じやすいのかを実験的に検証した論文で、感染症拡大で対面での実験が難しい中、オンラインで実験プログラムを実施するなど、工夫を凝らした研究内容となっていました。こうした研究結果は、従来の研究にない新たな視座を提供したものとして高く評価され、今後の研究の発展性についても熱心に議論が行われました。
公聴会の様子
質問に答える黒川さん