心理学研究科の入学試験について
- 心理学研究科
- 2018.07.19
・新研究科は、公認心理師に必要な学びを大学院で主体的に学ぶ人材を求めます。そのような人材を選抜するための入試を実施します。なお、より詳しいことは、心理学研究科のアドミッション・ポリシーを見てください。
・本学の臨床心理士の養成から公認心理師の養成への転換は、心理専門職の養成の発展的な改編です。新研究科は、新たに決められた公認心理師の国の方針にしたがって旧大学院の教育体制を変えて作られましたが、これまでの本学の学部および大学院における心理学の専門家(心理専門職等)の教育の延長上に発展的に改組したものであり、これまでの本学の心理学教育と基本的に異なるものではありません。したがって、その意味では、少なくとも本学の場合は、臨床心理士から公認心理師への転換によって、これまでの大学院入試で問うてきたことが根本的に変わるものではありません。
・公認心理師の国家試験の出題基準(ブループリント[1]を含む)が示されています。このうち、心理学や臨床心理学に関する基本的な知識、実践に関わるアセスメントや心理支援に関する知識、精神疾患や医療に関わる知識などについて、心理学研究科の入試において問うこととします。ただし、当面の間、公認心理師の職責や公認心理師に関連する制度については、大学院入試に臨む学生等に対して学部の教育において教授されていないので、大学院の入試の出題範囲から除外します。出題範囲に含まれる知識の量は決して少ないとはいえません。したがって、入試においても限られた時間内である程度の速さをもって解答することが必要です。また、繰り返しになりますが、上記の知識や思考力については、これまでの本学の大学院入試において問うてきたことと基本的に異なるものではありません。
・その他、入試の形式(科目や時間等)についての詳細は、入試要項を見て下さい。
[1]公認心理師試験を作成するにあたり公認心理師試験出題基準の各大項目の出題割合を示したもの。公認心理師試験を実施する一般財団法人日本心理研修センターが作成