心理学部/心理学研究科

CoCo-Navi

2021.07.09

　コロナ禍が続く今、多くの大学生はオンライン授業を受けています。オンライン授業の中には、好きな時間に授業を受けることができる科目もあります。自分のペースで授業を受けるため、時間に制限されることが少なくなります。また、通学時間が減少する事で、好きなように使える時間は増えています。みなさんは、何も予定のない時間があれば何を行いますか？趣味に打ち込む人、勉強に励む人など、その時間の使い方は様々です。時間の中には、ながら時間や隙間時間があります。ながら時間は、何か作業を行いながら別の作業を行っている時間です。隙間時間は、電車を待つ時間や次の予定までの空いた時間のことです。これらの時間は、有効に活用しなければ無駄であると言われています。しかし、本当に無駄なのでしょうか。隙間時間を埋めなければいけない、そのような考えを持っている人もいるのではないでしょうか。
 
せっかく時間があるのだから、新しいことを始めようと思う人も多いと思います。しかし、無駄な時間があるから何かしなければいけないという考え方は、ストレスに変わっていきます。何もしないといっても、実際には音楽をぼーっと聴いていたり、横になっていたりすると思います。私は、音楽を楽しみ、横になってリラックスすると、気分が明るくなり頭がスッキリしていきます。無駄な時間と言えば聞こえは悪いですが、どんな時でも楽しむことができると、その時間は有意義なものになります。無駄だから何かしないといけないと焦るより、少し落ち着いてゆっくりと過ごすほうが健康的ではないでしょうか。
 
時間を有効活用することは良いことです。しかし、そのことばかりに囚われストレスを感じてしまっては、必要以上に疲れてしまいます。時間の使い方は自由で、無駄な時間などはないと思います。焦る気持ちも含めて、今この瞬間を大切にしていきませんか。
 
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執筆担当：心理学部学生広報チーム
米原夏葵(なつき)　心理学部心理学科2年次生
兵庫県神戸市出身　「最近かつお節にはまっています」