心理学部/心理学研究科

CoCo-Navi

2022.08.01

　せっかくの休日なのに、なぜか早起きしてしまう。こんな経験ありませんか。私は、朝早くからアルバイトがある日はなかなか起きられないのに、アルバイトがない日に限って早起きしてしまいます。しかも、目覚めが良く、二度寝しようとしてもできません。今回は、このような現象について解明していこうと思います。

　皆さんは、休日をどのように過ごしていますか。家族や友達と過ごす人もいれば、趣味に没頭する人もいるでしょう。そのように休日の予定を待ち遠しく思っている人ほど、早起きしてしまうのです。例えば、幼い頃の旅行やクリスマスの日は、いつもより早起きしていた経験はありませんか。普段は、仕事や学校などによって憂鬱になり、少しでも寝ていたいという気持ちになってしまうでしょう。しかし、休日になると楽しみにしていたことや自分の時間を好きなだけ充てることができます。ですから、寝ている時間さえもったいないと感じてしまい、起きてしまうことがあります。

　一方で、中には休日は特に予定もなく、やりたいこともないという人もいます。そのような人は、一度目覚めてしまっても、せっかくの休日なのでゆっくり寝ようとします。すると、二度寝する方に意識を傾け過ぎてしまいます。これが逆効果となって、結果的に再び眠りにつくことができない場合もあります。

　また、体内時計も原因の一つとなっています。人には、ある程度決まった生活リズムがあります。そのため、普段起きなければいけない時間になると、無意識に目が覚めてしまいます。私にもこの経験があり、いつも決まった時間に目が覚めます。ただ、これは良いことなのです。もし、この生活リズムが崩れてしまえば、疲れやストレスがたまり、心身に悪影響をもたらします。平日に起きられなくなるかもしれません。ですから、休日に早起きをしてしまったとしてもと落胆せず、健康で充実した一日の始まりだと思ってみてはいかがでしょうか。

＜参考文献＞
森 コウ（2019）．休みの日だけ早起きしてしまう理由5選【実は素晴らしいこと】　自分の時間を手に入れる——転職・趣味・ブログのこと——　Reserved from https://agepan-simple.com/2019/09/15/yasumi-hayaoki/（2022年6月12日）
末松 義弘（2020）．【医師が警告】平日と休日の起床が「2時間」ずれるだけで…　幻冬舎GOLD ONLINE　Reserved from https://gentosha-go.com/articles/-/25231（2022年6月12日）

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執筆担当：心理学部学生広報チーム
吉田 磨矢　心理学部心理学科2年次生
「これから暑くなるというのに、値下げされていたのでコートを買ってしまいました」