勉強したのに、テスト前に「ぜんぜん勉強してないよ。」と言ってしまうのはなぜ?
結果が良くても悪くても自尊心を守れるセルフ・ハンディキャッピング。
こういうことって、よくありますよね。心理学では、「セルフ・ハンディキャッピング」と名付けられています。事前に「勉強していない」というハンディキャップを自分に課すことで、結果が悪くても「勉強していなかったのだから」と自尊心を傷つけず、逆に結果が良ければ「勉強していなかったのにすごい!」という高評価が得られる、というもの。ずるいようですが、「大切な場面で失敗したくない」という人間の心の働きがもたらす行為なのです。
意外なくらい身近な学問、心理学。このように、失敗したくないという気持ちは自然に生じるものです。しかし、失敗から学ぶことはたくさんあります。本学では、失敗を恐れず色んなことにチャレンジする皆さんを応援します。